StarS First Tour DVD発売記念トークショー【後編】

レポート

DVD『StarS First Tour ‐ Live at TOKYU THEATER Orb ‐』
発売記念トークショー 【後編】

2014年3月9日17時開演
@品川THE GRAND HALL
StarS:井上芳雄浦井健治山崎育三郎

トークショー【前編】はこちらです

三人の仲良しトークは祐さん狼話で終了。
芳雄さんはマントをバサバサしてるし、浦井くんは遠吠えしてるし、いっくんも立ち上がって祐さん狼が息で家を吹き飛ばすふりをしてるし、本当に楽しそう。
三人の笑顔が幸せでずっと見ていたくなる。
きっといつもこんな感じではしゃぎながら焼肉食べてるんだろうな。
でもそんな楽しい時間も永遠には続かない。

「そろそろ終わりの時間が近づいてきました」
客席からお決まりのように「え~~~~~~」と終わらないでアピール。
オーブや武道館を思い出してか、懐かしそうな笑顔を浮かべる三人。
「でも、これで皆さんを帰すわけにはいきません」
「そうです!」
「僕ら、さっきから言ってるように武道館アーティストですから!」
きゃ~~~~~~~~~♪
ステージ下手のピアノを指し示す芳雄さん。
いつも稽古場やテレビ出演の時にお世話になっている桑原まこさんを呼び、どこから出てくるのかキョロキョロする三人。
自分たちが出てきたステージの上手側の扉を見つめていたら下手扉からまこさん登場。
「あ、そっち??」

上手扉からはスタッフの男性が現れて、椅子を回収していく。
足元に置かれていたらしいペットボトルの水を飲む三人。
いっくんがちょっと飲んでたのは確認。
芳雄さんは飲んでたかどうかわからない。
そして浦井くんはここぞとばかりにゴクゴク飲む。
スタッフが椅子とペットボトルを回収してハケようとしてるのに、浦井くんは抱え込んでまだ飲んでいる。
はなまるの時みたいに頬袋をいっぱいに膨らませて、目を白黒させて必死に飲む!
浦井くんのペットボトルは最後にいっくんが受け取ってスタッフへ。

「さて、何を歌いましょうか」
「僕らのね、運命といいますか・・」
「運命?僕らにそんな曲ありましたっけ?ジャジャジャジャ~~ンって?」
「ちょこっと待って!っていうのがありますね」
「それwait a momentだから。
『This is the moment』って曲を歌います」
浦井くんが「運命」なんて唐突に言ったのは、小林香さんが書いてくれた歌詞を思い浮かべてのことだったのかも。
彼らの運命を導く地上の星達。
武道館のステージから見た光景が浦井くんの脳裏に浮かんでいたような、気がする。

まこさんの静かなピアノのイントロが響き、いっくんがセンターで歌い始める。
「く~ら~や~み~に~~」と、CDやライブの時よりもゆっくりなバラード調。
情感たっぷりに、言葉をひとつひとつ確かめるように歌いながら、いっくんがステージから下手通路に降りていく。
なんて伸びやかに響く声・・。ちょっと鳥肌が立った。
聞き惚れながらステージに目をやると、芳雄さんと浦井くんが顔を見合わせてニヤニヤしてる。ん?
いっくんは歌いながらそのまま下手通路を歩き出し、客席中央の横通路まで行って浦井くんと歌をバトンタッチ。

浦井くんはちょっといたずらっぽく笑いながら、上手通路に下りて歌い出す。
もちろんマイクは使っているのだけど、浦井くんの生声がそのまま聞こえてきて嬉しい。
途中歌いながら私のこともしっかり見てくれた・・気がする。
浦井くんは横通路の真ん中に立っているいっくんの側へ。
後方席のファンの幸せそうな顔を背景にふたりが並ぶ。
浦井くんがいっくんの肩に手をかける。
顔を見合わせ笑顔になる仲良し兄弟。

そして芳雄さん。
ステージ中央で「せか~・・・」アッって顔して舌をペロリ。
まさかの歌い出しタイミングミス!ちょっと早く出てしまったらしい。
「え~~~~??」って浦井くんもいっくんもファンもビックリ!
そして爆笑!そして拍手!
こら、健ちゃん!人を指差して笑うんじゃありません!
気を取り直して「せか~い~の~~」と歌い出した芳雄さんも下手通路を歩いてくる。
浦井くんは一番後ろの席のファンが手を振っているのに応え、ぶんぶん手を振りながら更に後ろへ階段を上がってファンサービス。
アイドル健ちゃんの本領発揮!
ラストのサビのフレーズでは客席の中央に三人が寄り添うように並んで歌い、会場がひとつになったような感覚に。
400人ちょっとの少人数だからこそのあたたかさ。
武道館の感動とも違うふんわりとした幸せ感。
アトリエ・ダンカンのことで不安がいっぱいだったこの1ヶ月。
でもStarSは大丈夫。いっくんも大丈夫。
嬉しくて楽しくてずっと笑顔なのに、なんだかウルッとしてしまう。
奇跡のイベント当選に心から感謝しながら、参加した者の義務として、この空気感をできるだけそのままみんなに伝えなくちゃ・・・って思っていました。

実は客席に下りて歌ったのは、いっくんの打ち合わせなしの独断。というか、勢い。
浦井くんもそれに乗っかって「降りちゃえ~」って行ったらしい。
下手通路を三人でわちゃわちゃしながらステージに戻りつつ
「客席で終わるのって、なんかStarSらしくないですか?」
「え?今までこんなのあったっけ?」
芳雄さんにあっさり突っ込まれて終わってしまったけれど、浦井くんはきっとみんなでひとつになった「あの空気感がStarS」と言いたかったんじゃないでしょうか。
お客さんもひとつになった最後の大文字の「S」を実感したのかなと。
そしていっくんのひとことに胸がキュンとする。
「みなさんの中にいたかったんです」
「いろいろあった」いっくんはあの時、温かく包んでくれるファンの存在が嬉しくてたまらなくて、近くに行きたくて降りてしまったのでしょう。
決め事を守らなくて芳雄さんを動揺させるのは浦井くんの専売特許だったのに。
そして嬉々としてそれにのっかる、ファンが大好きな浦井くんと、弟たちの予定外の行動に「よし、俺も降りるか~」と思っていたら、タイミングを間違えてしまったらしい芳雄さん。
「あんな芳雄さん初めて見ましたよ」
しまった・・・って顔がかわいかった芳雄さん。
「でも朝のテレビのバージョンだと、あの入りで良かったんです」
「あっ、そのフォローいいねえ。いいよ~」
「ど~も~~♪」
芳雄さん、浦井くんの肩を抱いて嬉しそう。いちゃいちゃするな(嘘。ずっと見ていたい)

「いやー、一曲歌うともっと歌いたくなりますね!」
きゃ~~~~~~♪会場めちゃくちゃ盛り上がる!!
「いやいやいや・・・」
芳雄さんと浦井くんが焦りまくる。
「今日は用意してないから無理ですよ!」
え~~~~~~~~~~~~。
「びっくりするわ!お前適当なこと言うから」
「すいませ~ん」
「もう歌いませんよ。用意してませんからね」
でもまたコンサートやりたいねと盛り上がる三人に期待が膨らむ。

そして締めのご挨拶。
まずはいっくん・・・の言葉は実はあまり覚えてない。
「いろいろあったけど、ふたりに相談に乗ってもらったりしてすごく助けられた。支えられていることを感じた。今日二人の顔を見たらふっきれた。これからもよろしくお願いします」的な・・(ざっくりまとめすぎ)
なぜかいつも、いっくんの言葉が覚えられない。ごめんなさい。
話してるいっくんを優しい顔で見つめている兄二人の顔ははっきり覚えてるんだけど。
前半のトークもいっくんがあまり喋ってないんじゃなくて、私が覚えてないだけ。
浦井くんと芳雄さんの掛け合いが面白すぎるから~~と言い訳。

続いて浦井くんのご挨拶。
「今日改めてみなさんからの思い、期待感を本当に強く感じました。これだけの期待に応えられるようにやっていかないとって。そして芳雄さんと育で本当によかった。宝物のように感じてます。改めて二人にお礼を言います。ありがとう」
浦井くんの真摯な言葉に感動・・・泣きそうになる。
「ほんとにみんなが全力で三人の活動を応援してくれてるって感じてます。みんなキラキラしてるんですよ」
「え?今日キラキラ(ペンライトとか)してないよ」
「笑顔が!心が!キラッキラしてます。そして今日来れなかった人の魂も感じてます」
「魂?いきれい??」・・生霊(いきりょう)ね。
「いきれい・・」
「いきりょう?」
「いきりょうか」
「いきりょう」
生霊生霊って言い合ってるのかなんかおかしい。
「生霊がね、ふわふわーって、この辺にいっぱい飛んでるのが見えてます!」
「え~~?飛んでんの?」キョロキョロする芳雄さん。
来られなかったみんな~~浦井くんにはちゃんと見えてるって~~~。
「StarSは今日から第二章です。まだ何も決まっていないけど、絶対ずっと続けていきます。なのでキラキラしたものを毎回持ってきて頂いて・・。年齢とか関係ないです!」
「え?年齢の話してた?」
「ちがーう!ちがーう!僕はみなさんのことティーンエイジャーだと思ってます!」
「ティーンエイジャーではないだろ、ほとんどの人が」
最初は感動的だったのに、途中からなんか変になってやがて着地点を見失う、浦井くんのいつものパターン(笑)最後はいつもの
「ありがとうございましたぁ~~~(語尾が上がる)」

そして最後は芳雄さん。
「今回いろいろあって、育三郎から電話でどうすればいいかって相談されたりもして、でもそうして頼られていることが何か凄く嬉しい自分がいました。もう僕らは単なる同業者とかじゃなくて仲間なんだって感じてます。これからもいろんなことがあると思う。次はもしかしたら僕に何かが起きるかもしれない。でもそんなときもみんなでお互いに助け合ってやっていこうと思います。育三郎が困ってたら助けるし、浦井くんが困ってたら・・・助けない」
「えぇ?なんでですか!」
「助ける。それなりに助けるよ」
「それなりって何なんですか」
「だからホタルイカのみなさんも干上がってる場合じゃないですよ」
突然のフリにホタルイカたちはびっくり!
「干上がってない!ぴちぴちですよ!」
浦井くん、ほっぺに両手を当てて、その手をプルプルさせる。
「ぴちぴち!」
芳雄さんも真似してほっぺで手をプルプル。
「ぴちぴち!」

最後に・・・
「もうお別れなわけですが、我々はこれで終わりません」
「終わりません!」
「せっかくものすごい倍率を潜り抜けて来てくださったみなさんをこれで帰すわけにはいきません」
「今日は帰しません!」
きゃぁ~~~~~~♪
「じゃあ浦井さんだけみなさんと残って頂いて」
「帰しません!夜通し!」
「それはそれとして・・三人でみなさんと握手してお見送りしたいと思います」
きゃぁぁぁぁ~~~~~~~♪
そしてスタンバイのために去っていく三人。
「じゃあ待ってます!」
「今日は帰しませんっ!」←まだ言ってる
そして扉を閉めながら
「(ちっちゃく)嘘で~す」

お見送りは一番後ろの列から帰り口へ案内されていきます。
隣の方とおしゃべりしながら余韻に浸っているうちにお見送りの順番が。
いつもの並びで待っている三人。
まずはいっくんと握手。
「いっくん、頑張ってね。レディ・ベス観に行きますね」
「ありがとうございます」

そして芳雄さん。
あ、やばい!話すネタを用意してない!
頭の中がグルグル・・・冬眠熊は観てないし、あしながさんはチケットまだ取れてないから行くって言えないし・・どうしよ・・・。
握手したまま「えっと・・(固まる)」
そしたら前の人がさっさと行ってしまい、浦井くんの前が空く。浦井くんが私を見てる!更に焦る!
芳雄さんは「なんなんだ?」って顔でじっと見てる。ひゃ~~~。
結局なんか慌てて「いろいろあるけど・・StarSこれからも続けて下さい」とか言った気がする。
左からの浦井くんの視線に気を取られてよく覚えてない・・・。
背後のスタッフに「立ち止まらないで~~」と押されたこともあり、芳雄さんが苦笑しながら
「あ、ありがとうございます」と言ってくれているうちから浦井くんに目線を送ってしまった私。
ホントにごめんなさい、芳雄さん(平謝り)

そして浦井くん!目を合わせた時にはもう既ににっこにこの笑顔。
芳雄さんを前にした私が変でおもしろかったんだな、たぶん。
来れたんだね~~」って笑顔で、両手でぎゅって手を握ってくれてきゅんとする。
「今日ね、お友達がみんな外れてしまって、私ひとりだったの」
「あ~、すごいね~~」
「愛が伝わった♪」
浦井くんにっこり。しばし見つめあう。
背後のスタッフ「はい、止まらないで~~」
浦井くんの右側にはついたてがあって、それを過ぎてしまうと見えなくなってしまう。
小さく手を振ったら、浦井くんも笑顔で振り返してくれた。
そしてついたてに遮られるギリギリまでずっと目を合わせてくれていた浦井くん。
ありがとう。
手のひらに残る浦井くんの握手の余韻、そして目に焼きついた笑顔が幸せでした。

1時間ほどのイベント時間だったけど、本当に大満足。
三人の絆を強く感じたし、トークは相変わらず絶妙のバランスだし、歌の時の一体感もとても幸せだったし、いろいろあったけどこれからもStarSとしてやっていくという決意もわかったし・・・とても意味のあるイベントでした。

StarS第二章と言いながら、まだ何も決まってはいないそうで、今後のことは「この後ご飯食べながら話す」とのことでした。
すぐにはコンサートなどの大きいイベントはできないかもしれないけれど、いつかきっと動き出してくれると思うから、楽しみに待っていましょうね。

これでイベントレポートを終わります。
雰囲気を感じて頂けてたら幸いです。

このイベントの様子を載せてくださっているサイト。
「クランクイン!」さんはこちらから
(記事中に観客600名と書いていますが、会場のキャパシティは450人くらいでした)

【 追記 】
私史上最長の、しかも個人的な感情がダダ漏れのレポを最後までお読みくださり、誠にありがとうございました。
2023年はStarS活動10周年YEAR。
再始動があるかと期待しましたが情報が出なくて残念ですね。
ホタルイカが干上がってしまわないうちに、再集結して欲しいです。

【おまけ】
2011年8月、StarS結成のきっかけとなった対談の時の写真です。

2011年井上芳雄、浦井健治、山崎育三郎

この時、浦井くんといっくんはロミオ&ジュリエット初演のお稽古中。
ちょうど私が浦井くんのファンになった頃のことでした。
この写真で「三人の並びがいいな・・」と感じた芳雄さんに感謝です。

そして2012年9月17日 ユニット結成が発表されました。

再始動、いつまでも待ってます。

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