オリンピック・コンサート2014
2014年6月6日 19時開演
東京国際フォーラムA
なんと!
ミュージカル・プリンスのユニット
※10年近く経過した今、なんかちょっと恥ずかしい・笑
StarS が出演いたしました。
StarS = 井上芳雄、浦井健治、山崎育三郎
ミュージカルをメインに活動する若手(当時・笑)の3名が、ミュージカルの認知度を上げるべく結成し、2013年にデビューしたユニットです。
今でこそ芳雄さんが多くのテレビ番組にMCとしてレギュラー出演し
育三郎くんもドラマでブレイクしてからテレビ番組に引っ張りだこになり
浦井くんは舞台メインで一般的な知名度はふたりに及ばないものの、今や立派な「0番の人」となり
多くのテレビ番組でミュージカル特集が組まれるようになりましたが
2014年当時はまだまだ
「ミュージカル=敷居が高い」イメージで
このコンサートでも客席は「StarSって何?」なアウェイな空気でした。
でもその空気が変わる様子を、拙いレポですが感じていただけたらと思います。
開催告知の動画が残っていましたので、まずはこちらで雰囲気を感じてみてください。
ここから先は、コンサート直後に書いたレポです。
メモなしで、記憶だけで書いたものをそのまま載せていますので、後日放送された録画をお持ちの方、トークの答え合わせはご勘弁を💦
第2部の最初にStarSスペシャル・ステージ!
1曲目は「民衆の歌」
5000人の観客を前に、フルオーケストラをバックに歌うStarSに身震いがする。
冒頭の芳雄さんの声もいつも以上に響く感じで、一瞬で観客の心を掴む。
1階後方の席だったけど、スクリーンにアップも映るし、臨場感がすごい。
後ろの席のStarSはじめましての人達も感動したようで「すげーな・・」のつぶやきが聞こえる。
なんてかっこいいんだ~~~!!StarS最高!!
芳「ありがとうございました」拍手!
健「○※☆~~!!」(文字にできない奇声)
芳「え?大丈夫?そのテンション」
健「大丈夫ですよ。オリンピックコンサート!!イエイ!!」
育「ちゃんとしようって言ったのに」
芳「すみません。ひとり先走った者がおりまして」
仕切りなおして自己紹介。
芳「こんばんは、僕たちStarSです!!」
浦井くんはいつものように
健「ボケ担当、浦井健治です」と言って笑いを取ってました。
そしてトークに突入。
え?司会者入らないでフリートークさせて大丈夫ですか?
育「StarSのステージは去年の日本武道館以来です」
芳「僕たちは去年結成しまして(以下StarSの説明)今年の活動予定は今日だけです!」
爆笑が起きる。
芳「オリンピックコンサートに賭けてます!
もしかして今後4年間僕たちが活動しなかったとしたら、今日が僕たちのオリンピックです!」
健「今日のお客様ひとりひとりの心に金メダルを持って帰って頂けるよう頑張ります!」
芳「金メダル?まあ気持ちとしては間違ってない。・・すみません、先走った者がおりまして(←二度目)」
育「僕と浦井さんは高橋大輔くんと友人で・・」
客席に小さくどよめきが起きる。一気に興味が湧いた?
芳「僕だけ友人じゃない・・」(←拗ねた)
育「今度紹介しますから」
いっくんはソチの時も高橋くんにメールしたりしていて、テレビを見てて演技に泣いたとのこと。
育「健ちゃんも見ました?」
健「たくさんの思いが詰まってて、コーチの歌子さんの思いとか・・」
グダグダすぎてわけがわからない。
浦井くんはニューヨークで高橋大輔くんと出会い、親しくなったようです。
また2011年の「ダンス・オブ・ヴァンパイア」大阪公演の休演日には、高橋くんの練習拠点のスケートリンクに、浦井くんといっくんが見学に行っていました。
公演も観に来てくれて、楽屋で撮った写真や共演者と共に食事に行った様子もアップされていました。
芳雄さんは去年もこのオリンピックコンサートに出演されており、選手たちに会った時のことを話す。
芳「みなさん人柄がいい。有名な人だからちょっととっつきにくくてもしょうがないと思ってた」
育「やめなさい(←育ママ)」
芳「でもみなさん人としても魅力的で、また会いたいなと思う人柄で、自分たちもそうありたいと思いました」
健「オーケストラの方たちもひとりひとりまたお会いしたいと思うくらい素敵な方達だと思います」
芳「お話したんですか?オーケストラの方たちと」
健「してないです」
芳「してないのに・・」
育「健ちゃん!!・・苦笑いされてます」
芳「次の曲行けって」
そして芳雄さんが次の「星から降る金」の説明をしようとして、「民衆の歌」の説明を忘れていたことに気づく。
芳「さっき歌った曲を言ってない」
育「健ちゃんが脱線するから・・」と言いつつ、台本どおりにきれいに説明。
芳「次の曲は『星から降る金』と言う曲で、モーツァルトが『もっと広いところに行って金を手に入れなさい』と言われる、今日歌わないでいつ歌うんだという歌です。アスリートの方達に贈ります」
そしてまた観客を魅了するStarS。
芳「ありがとうございました」
健「幸せですね~~」
芳「このコンサートは、オリンピックと音楽の融合が特徴で・・」
健「走りますか?(走るポーズ)」
芳「いいよ、走らなくて」
育「健ちゃん、苦笑いされてます(←二度目)」
そこからスポーツの話に。
まずはいっくんが野球少年だった話。
健「僕はサッカー、水泳、簿記、けん玉。簿記1級持ってますからね」
芳「最後の二つ、おかしくないですか」
健「けん玉は二段です」
芳「それはスポーツですか」
そして芳雄さん。
インドア派でスポーツはほとんどしない。
アスリートたちのオリンピックに向けての練習の日々を芝居にたとえて
芳「4年間稽古して、本番1日ってことですよ」
体調を整えたり、共通することがある・・という話。
そして次の曲へ。
健「ぴったりの曲がありました。でぃすいずざもーめんと」(←本当にひらがなで聞こえました)
芳「(苦笑いしつつ)どういう曲ですか」
健「僕は『ちょっと待って』だと思ってたんですけど」
そして「今この時」という意味だと説明しようとしてグダグダになる。
本当になんていってたか全くわからないくらいグダグダ。
健「上手く説明できなかったんですけど・・(←超反省)」
いっくんが上手くきれいにまとめる。
自分たちの稽古もアスリートの練習も、1回のステージのために賭けることは同じ・・という風に。
たぶん台本どおりに。
グダグダからの「This is the Moment」は素晴らしく、また初めましてのお客様をうならせるStarS。
どんだけギャップが激しいんですか。
拍手の中、帰ろうとする浦井くん。
帰っていいの?どうなの?みたいに明らかに戸惑ってるところへ、ナビゲーター登場。
藤本隆宏さん。
実はこの方、競泳でソウルとバルセロナに出た後引退して役者になったお方。
藤「せっかくですからもうちょっと喋りましょう」
育「健ちゃん、ここ(←立ち位置を指す)」
芳「帰ろうとしてたよね」
藤「なんか、会話があまり噛み合ってなかった」
芳「僕たちいつもこういう感じです」
藤「ひさしぶりだったからですか」
三人「だいたいこういう感じです」
芳「(浦井くんを指して)彼が噛み合わなくするんです」
健「大好きなんです」(ますます噛み合わなくさせる浦井くん)
藤「こんな三人ですけど」
三人「こんな・・・」(大爆笑)
藤本さんは、こんな三人だけどミュージカル界では主役を張っていて、この三人が一緒に歌うというのはすごいこと・・・と説明してくれました。
実は藤本さん、芳雄さんと浦井くんとは「エリザベート」等で共演していらっしゃいます。
特に浦井くんは初のエリザの時、同じ楽屋だったとのこと。
健「全てを教えてくださって」
芳「そしてこんなんなってしまったのか」
爆笑!!
芳「何をおしえてくれたんだ・・」
健「で、で、で・・・(必死で遮って話そうとしている)
で、手鏡とかずっと使ってて1ヶ月くらい何もしなかったら無言で拭いてくれるくらい優しい」(←よっぽど汚かったと思われます)
調べてみたら手元にある2004年のエリザベートのパンフレットに、エルマー役として載っていました。
いっくんは初めましてだそうです。
最後に2020年の東京オリンピックに向けてメッセージを求められる。
いっくんのメッセージはよく覚えていない。ごめんなさい。
東京出身だから嬉しい。StarSとしても応援したい・・・みたいな(ざっくりまとめすぎ)
健「オリンピックはお祭りで、選手もそうですが選手を支えるコーチとか周りにいる人たちにとってもかけがえのない時間と思うので、その人たちの思いも花咲かせると言うことを、僕も一国民として(←爆笑)期待して楽しみにしてます」
やっぱりグダグダになる浦井くんのメッセージ。
芳「わかったようなわからないような・・すみません」
芳雄さんはさすがにきれいにまとめる。
東京オリンピックでは、どれだけ素晴らしいスポーツ選手が日本にいるかということを示すだけでなく、日本という国がどれだけ素晴らしいかを世界に示す機会でもある。
その中でこんなに素晴らしい文化が日本にあるんだということを伝えられるように僕たちも頑張ります。
みなさんと一緒に素晴らしいオリンピックにしたいと思います。
そしてはけるStarS。
トーク込みで30分近くあったかも。
更に藤本さんが「個人的に」としながら嬉しいことを言ってくれました。
藤「彼らはミュージカルの星として日本だけでなく世界に羽ばたいて欲しいと思います。
東京オリンピックの開会式で歌ってくれたらと思っています」
実現したら嬉しいですね。それまで頑張れるかな、StarS(苦笑)
その後はオーケストラ&映像の時間。
選手が舞台に上がってのトーク。
再度StarSが登場。
歌ったのは「オリンピック讃歌」
曲も歌詞もなんだか難しい歌でした。
でもStarSは圧倒的な歌唱力で、重厚な雰囲気でしっかり聞かせてくれました。
一旦はけて、三度目の登場。
「おひさま」を歌ってくれました。
以前平原綾香さんが歌うのを聞いた時は「いい歌だな」くらいだったのに、StarSが、浦井くんが歌うとどうしてこんなに涙が出るんだろうと不思議なくらい号泣でした。
「出会えた日は私の記念日」でキュンときて
「あなたは私の奇跡 あなたは私の希望」でウルッと来て
「どこかがで私を感じてて それだけでいいのよ」で涙のダムが決壊。
遠くからのオペラグラス越しだけど、真正面から浦井くんがこちらを見ているようで、涙が止まりませんでした。
きっと浦井くんも、そして芳雄さんやいっくんも、そんなふうに思ってるファンがこの客席にたくさんいるってわかっていたんだろうな・・と思わせる、優しい歌声でした。
これもテレビで放送して欲しいです。
最後になりましたが、第1部の最後に演奏してくれた辻井伸行さんの演奏もとても素晴らしかったことをお伝えしておきます。
ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第二番」から第三楽章。
そしてアンコールに応えてピアノソロでプログラムにない「ラ・カンパネラ」を弾いてくれました。
この「ラ・カンパネラ」が本当に素晴らしくて、感動して涙が出ました。
StarS関連のところだけ、特にトークメインにお届けいたしました。
テレビではトークはカットされると思う、というかしていただかないと浦井くんのパブリックイメージが大変なことになると思うので、NHKの裁量にお任せいたしましょう。
最後になりましたが、StarSからのメッセージ動画です。
か、かわいい・・・。
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