アルジャーノンに花束を 再演
アフタートークショー
2014年9月22日マチネ後
2014年公演の雰囲気を感じてみたい方は下記サイトへどうぞ。
森新吾くんのお姿も・・(泣)
(別ウィンドウが開きます)
登壇者:浦井健治、安寿ミラ、宮川浩、良知真次
司会進行:森新吾
浦井くんは二幕最初のスーツ姿。
他の方達はエンディングのお衣裳。
下手から森くん、宮川さん、浦井くん、安寿さん、良知くんの順で着席。
森 「(再演は)どうですか?」
浦井「宮川さんがね、『座長!』ていつも言うんですよ。先輩から『座長』て言われるの、いじめですよね。」
宮川さんがニヤニヤしながら言ってくるらしい(笑)
森 「(良知くんに)今回の再演から初参加で、どうでしたか?」
良知「ものすごく緊張しました。初演で戸井さんだった役を引き継いで、だいぶ平均年齢を下げました(笑)色々教えていただいて勉強になりました」
森 「今回、科学者チームがかなり変わりましたね」
宮川さん的には、キャストが若返りすぎたのか「若いよ・・若い・・」とぼやく。
男性楽屋は、浦井くん以外同じお部屋なのだそうです。
森 「8年を経て再演が決まった時、どうでしたか」
浦井「またやらせていただけるって喜びと、不安と。安寿さんと宮川さんと、森新吾がいる!嬉しい~っ!あ、らっちゃんもいる!」
森 「他(の人)は?」
浦井「いや、みんな!みんないる~!って」
新しい人が入って新しい風を吹かせてくれて、心が動かされて、こんなカンパニーにいられて幸せだな・・みたいな。
森 「稽古場での裏話とかありますか」
安寿「らっちゃんがー、あ、これ失敗談でいいんでしょ?」
良知「・・急に緊張してきた・・」
安寿「あ、基本的に二枚目で売ってる人?」
良知「全然大丈夫です」
森 「全然大丈夫です」
良知「ちょっと待て!自分でいうのと人に言われるのは違うよ!」
爆笑
安寿「舞台稽古で、アルジャーノンが死んじゃって『冷凍庫か焼却炉』っていう台詞を『冷凍庫か冷蔵庫』だっけ?どんだけ冷蔵庫好きなのよ」
爆笑
その時荻田さんが芝居を止めず、安寿さんは笑いたいのを必死でこらえて芝居を続行。
やっとカットがかかった時に良知くんに殴りかかった?とか。
良知「止めちゃいけないと思って。『冷蔵庫いや冷蔵庫、そして冷蔵庫や・・・なんだっけ?』」
宮川「なあ・・・失敗談はやめないか」
浦井「みんなヒヤヒヤしてる・・」
森くんに前ふりされて、渋々自分から白状する宮川さん。
宮川「今日ね、娘の名前を間違えた。ノーマをローズって言った」
浦井「大きな声で言ってた」
宮川「自信満々だった。気づいた方?」
(結構たくさん手上がりました)
(みんな口々に)
入り込んでるとわからなくなる。
急に出てくるよね。
魔物が住んでる。
こわいね~。
こわいですね~。
稽古場のケータリングの話。
森 「浦井くんがよく差し入れをしてくれるんですよ」
浦井くんによると、稽古場(北千住)の建物の1階と地下がお店になっていて、お惣菜とかお菓子とかたくさん売っていて、そこを通らないとエスカレーターに乗れないのでつい「美味しそうだな~」と毎日のように買っていたらしいです。
一度ハロウィンセットが置いてあった件・・・浦井くんの言い訳(笑)
いつものように売り場を通ったら、ハロウィンフェスタみたいなのをやっていて、店員さんに「ハロウィンですよ~」と言われて、「あぁそっか、ハロウィンか~」と思って一式全部買って、稽古場のケータリングコーナーに飾り付けた。
そしたら「あれ?ハロウィンじゃなくね?」
めちゃめちゃフライングだった(笑)
(このトークショー時点でもまだ9月・笑)
森 「けんちゃんが俺に『もうすぐハロウィンだね』って言ってきた」
浦井「完全に騙された」
浦井くんと森くん二人だけの稽古のときに、他のキャスト全員で記念撮影をしてたらしい件。
安寿「屋上庭園があって」
浦井「僕らにも後で写真を送ってきてくれたけど、卒業写真の欠席した人みたいになってて・・」
森 「健ちゃんはチラシのかっこいい写真だったけど、僕はこんな(ふざけた感じ)で・・」
あれは悔しかったね。二人でいこうね。と傷を舐め合うふたり(笑)
良知「教授役をやるのはこれが初めてで、手術とか技術とか難しい言葉に苦戦しました。
色んな人に笑われながら今日も頑張ってます」
宮川「8年経っても(自分が)成長してない。健治くらい成長できてたら良かったのに、縮まってきてるというか・・。
もうちょっとしたらチャーリイ・ゴードンかな。
僕ウォレン行きます!」
浦井「ダメです!」
安寿「けんちゃんのお芝居は魂でぶつかってくるので、こちらもやりがいがある。こんな人とお芝居ができるのは本当に楽しみ」
(このときマイクのコードで安寿さんの水が倒れたのを浦井くんが起こしてました)
褒められて嬉しそうな笑顔で、表現不能な動きをする浦井くん(笑)
森 「魂のぶつかり合い・・って感じは稽古場で見ているときから垣間見えて、ウルウル来てた」
安寿さんも、浦井くんが稽古初日からすごくて、やはりチャーリイはこの人にしかできないと思ったと。
浦井「新吾が変わったと思う。踊りに説得力がある。踊りに対して真摯」
安寿「人の間をすり抜けて、ぶつからないように踊るのがすごい」
森 「この世界観の中でネズミとして生きて表現するのは、普段DIAMOND☆DOGSで踊るよりもすごく疲れる」
みなさんも疲れますよね・・に全員同意。
疲れる、疲れると口々に(笑)
宮川「(この後)夜もあるよ」
最後の挨拶
みなさんひとことずつありましたが、浦井くんだけ・・。
浦井「あのー、僕はー、かしこくなりたい」
爆笑
浦井「セリフ言ってても、たまにラハジャマティのとことかわかってない・・うそです(笑)」
毎公演終わるとプロデューサーの方が見ていてくれて、両手で握手してハグしてくれる。
その方が「一回一回が終わって消えて行ってしまうのが寂しい」と言っていた。
初演からのみんなの思いが叶った再演で、連日来てくれたり、立ち見してくれる人もいる。
この間すごく感動的だったのが、タクシーで劇場に来たときに公演ポスターのスケジュールを老夫婦が確認していた。
ダニエル・キイスさんが世界中で愛されていることを感じた。
自分(浦井)のことを知らない人でも見たいと思ってくれる、そんな舞台に立てているのはとても幸せだと思った。
キイスさんは亡くなってしまったけれど、きっと見ていてくださっていると思うので、しっかりとやっていきたい。
浦井「夜も頑張りたいと思います。ローズって言われても、ノーマだと思うことにします」
宮川さんに睨まれて、後ずさり(笑)
森くんがまとめてくれて、トークショーは終了しました。
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